はじめに

検定バッジ

 

PART02 ゲレンデへ飛び出せ!

 

 ゲレンデを目の前にして後へは引けない。ここからスキーへの挑戦がはじまる。とりあえずストックで漕いで、平らなところを進むのはできる。でも、スロープがはじまり出すと・・やばい。当然のようにこける。ストックを頼りにして起きあがってもつるりと滑り、こける・・・。以下、何度も何度も繰り返す。無駄な運動が多いせいか体も凄く熱くなってきた。ジャケットのチャックを開け、「あー涼しい」。斜面に対し、スキーを直角に向ければとまれるらしいことはわかった。そうこうしているうちにいつの間にか斜度が少しきつくなるところまでやってきた。

 

スキー場の頂上から

 

 そこでは、多くの人が立ち止まって滑り出すタイミングをうかがっていた模様。初めての私にはやたらと急に見える。ゲレンデのど真ん中を滑り降りる勇気も根性もないので、隅っこをいんちきボーゲンで滑りはじめる。重心の置き方も、エッジの立て方も知らない・・。当然、いんちきだからずんずんと加速していく、そして・・・ころがるころがる。慣れない長いスキー板をはいた足が絡まる。で、ほどくためはちょっと考えこまなければならないので、しばらくそのままの状態で固まる・・。結論、いったん、スキー板を外すのが楽だ。板を横に向けてのずり落ち&徒歩で、この急な所を通り抜けた。外は寒いというのに、体は汗だくである。

 ふと、斜面上を見上げてみると、うまいやつがいる!。かなりリズムの速いターンを繰り返し、颯爽に、スムーズに高速で降りてくる。とても人間技とはとは思えない。いや、ロボットにもできない。あんな風にはとうていなれぬ。あれは幻だと思いつつ、また滑りはじめる。

 リフト乗り場付近の斜度の緩い場所では、いんちきボーゲンが何となくできるようになった。まだ、エッジの立て方を知らないから、前後左右方向に体が倒れないように支えるためだけのボーゲンだ。それにしてもやけに体が疲れた。ブーツの中の足も痛い。手袋には雪が入り込み、冷たい。用具で体の動きが制限されているから、窮屈で大変だった。

 お昼になって、腹が減って食堂へ行った。リゾート地な上に高山価格なのであろう、メニューはすばらしいお値段。あと、とにかく人が多い!多い!佃煮ができそうな位。もちろんセルフサービスなので、食べる場所を確保して食券を買わなきゃね・・。腹が減っていたのだが、食べたのは肉うどんのみ。ビールはかなり大好きなのだが、なぜか飲もうという気にはならず。タバコもそう。栄養分を補給したら、すぐ外に出た。

 昼食を終えたら、今度はいんちきボーゲンのままでいいから、左右に曲がる練習をしようと思った。何かの本に書いてあったが、曲がりたい方向の外側の足に重心を持ってくると狙い通りになるらしい。頭の中では何とかわかるが、さてさて、重心をどうやって外側にもっていけばいいのかがわからない。バランスを崩しそうなので、重心を動かすことはできず。外足を突っ張るのみ。これじゃあ、曲がらない。そもそも速度が出てないから、曲がりにくい。ただ、片足にぐっと力をこめるといいみたい。何かの拍子でごくまれにくるりと回ってくれるようになった。しかし、極度の後傾と立てられないエッジのためか、制動はまったくきかず。あと、調子よく滑れているなーと思いきや、突然ばったりと転んでしまう。何でだろう。まるでわからない。何かの拍子に足が開きだし、かなり痛い目にあうことも・・・。股がかなり痛かった。

 何がなんだかよくわからないうちに一日が終わってしまったが、初めてのスキーの感想は、GOODだった。シーズン中にまた来ようと思った。

 

 

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