はじめに

検定バッジ

 

PART01 スキーとの出会い

 

 最初に逃したチャンスは、高校生のとき。うちの高校は修学旅行の行先を自分で選ぶようなシステムになっていた。さて、気になるコースだが、外国、国内含めバラエティーに富んでいた。そんな中に、スキーコースというのもあった。オリンピック開催地長野で、スキー三昧。でも当時は、スキーばっかしやるのも何となくいやだなーと思っていたので、スキーコースはやめた。ま、そのころは今のようにスキーに傾ける情熱なんてなかった(というかスキーそのものを知らない)。

 

中国地方のスキー場

 

 でも、今思えば、ここでスキーを選んでいたらその後の大学選び、ひいては人生なんかが180度かわっていたはずだ。阪神、信州あたりの大学を選択して、もちろん大学はさぼりまくりでスキー三昧の日々を送っていただろう。ひょっとすると一級なんぞに合格していたかもしれぬ(それは言い過ぎか)。

 次に訪れたチャンスは、大学在学中の3月上旬だった。当時の友人T氏に突然誘われ、興味半分でスキー場へ向かうことへ。もうすぐ春が始まりそうな3月上旬だから、スキーができるくらいに雪なんてあるのかよーと思っていた。実際、道中にも一向に雪が現れない。山道をずいぶん登ったあたりで、除雪されて道路脇に固まっている白い物体はかろうじてあったが。

 そうこうしていると駐車場に到着。券売所の前の案内板に「積雪50cm」とか書いてあった。へ〜。雪あるじゃん。5千円払って道具を借りて、4千円位でリフト1日券を購入。当日は天気がめちゃくちゃよかった。雪目になるからサングラスは必要らしく、2千円くらいのやつを売店で買った。鏡に写してみると、かっこいい(もちろんサングラスが)。ま、見た目だけは滑れそうな雰囲気。借りたブーツはリヤエントリーのもの、操作が堅い、いや、操作方法がいまいちわからん。あと、歩きにくい。まるでロボットのようだ。階段の上り下りなんかえらい困難だし、トイレで用が足せるか心配になる。もう一つついでにいうと、きっちりと脚を固定しないと良い滑りができないことなんて知らない。今になって解ることだが、ブーツの中で踵が上下するのはだめだ。

 入場リフトというやつで、ゲレンデへ向かう。このリフトの距離は結構長い。降りた瞬間、目の前は一面の銀世界。あとはすごい人ごみ!!本当に人だらけだった。思えば当時はスキー最盛期。T氏は、スキーのはき方だけを言い残して、いなくなる。銀世界ひとりぼっち。ビンディングの仕組みは何となくわかった。で、軽く体を動かして(準備体操のつもり)、スキーを装着してストックで漕ぐ。そのころストックなんて杖みたいなものだなと思っていた。ストラップも、転んだときストックが飛んでいかないようにするための、リューシュコードのようなものだと思っていたから、正しい握り方なんてできるはずがない。

 

 

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